あらすじ
ブラック企業で過労死したシステムエンジニアの茅野蓮は、豊穣の女神アリアによって剣と魔法のファンタジー世界へ転生する。
彼に与えられた使命は、呪われた「嘆きの荒野」を開拓し、全ての種族が手を取り合える理想郷を築くこと。
女神から授かったチート神具「ガイアの聖クワ」を一振りすれば、枯れた大地は瞬時に極上の黒土へと変わり、前世の知識と魔法の収納空間を駆使して、あっという間に規格外の美味しい作物を育て上げていく。
絶品の「ポトフ」で飢えたエルフの少女を救ったことを皮切りに、訳ありの白狼族の女戦士、没落した元公爵令嬢、故郷を失った天狐の巫女、人間に囚われていた翼人族の少女など、行き場を失った魅力的なヒロインたちが次々と彼の農園に集まってくる。
蓮が作る「醤油」や「マヨネーズ」などの未知の調味料や絶品料理は、瞬く間に世界中の胃袋を掴み、小さな農園はいつしか巨大な経済網を持つ最強の都市国家へと発展していく!
迫り来る大商会の圧力も、大国の軍勢も、さらには魔王軍の侵攻すらも、蓮は「美味しいご飯」と「農業チート」で平和的に解決してしまう。
これは、一本のクワを握りしめた心優しい青年が、傷ついた仲間たちと共に美味しい食卓を囲みながら、世界一豊かで幸せな国家「アルカディア連邦」を創り上げるまでの、奇跡と豊穣の異世界スローライフ!
【登場人物紹介】
◆茅野 蓮(かやの れん)
本作の主人公。ブラック企業で過労死し、豊穣の女神によって異世界に転生した元システムエンジニア。女神から授かった神具『ガイアの聖クワ』と現代知識を駆使して、呪われた荒野を開拓する。温厚で誠実な性格だが芯は強く、仲間を家族のように大切にする。彼の作る料理は、人々の心と胃袋を掴んで離さない。後に建国される「アルカディア連邦」の初代農園長(国王)となる。
◆ルナミリア
森エルフの少女。銀髪に空色の瞳を持つ絶世の美女。古い慣習を嫌い、閉鎖的な森を飛び出してきた追放者。腹を空かせて倒れていたところを蓮に救われ、彼の最初の仲間となる。植物に関する知識が豊富で、農園では薬草園を担当する。控えめで心優しい性格。
◆シオン
白狼族の女戦士。しなやかな筋肉を持つ、野性的で快活な美女。一族の掟を破ったことで故郷を追われ、放浪していた。蓮の噂を聞きつけ、その強さと器の大きさに惹かれて仲間入りする。戦闘能力が非常に高く、集落の警備と狩猟を一手に担う頼れる存在。
◆イザベラ
アステル王国出身の元公爵令嬢。金髪縦ロールと気品あふれる立ち居振る舞いが特徴。政争に敗れて家が没落し、たった一人で流浪の身となった。蓮の農園の将来性を見抜き、自ら協力を申し出る。経済観念と交渉術に長けており、集落の財務・外交を一手に引き受ける。
◆コハク
東方の国からやってきた天狐族の巫女姫。美しい黒髪と神秘的な金の瞳、そして九本の尾を持つ。故国が滅び、一族の再興の地を探していた。蓮の土地が持つ清浄な気に引かれて訪れ、その地に宿る大地の力を感じ取り定住を決意。結界術や占術を得意とし、集落の精神的な支柱となる。
◆セレスティア
背中に純白の翼を持つ翼人族(よくじんぞく)の少女。穏やかで博愛に満ちた性格。かつて人間に捕らえられ、見世物にされていたという辛い過去を持つ。蓮たちに救出され、彼の作る差別のない集落に感銘を受ける。治癒魔法の使い手で、医療担当として人々の怪我や病気を癒やす。