あらすじ

​拾ったのは、二百年前の英雄でした。  西暦2350年。人工知能「ゴッド・ノヴァ」が支配するディストピア「フロストノー」。  過去を知ることが大罪とされるこの世界で、修理屋の少女タイガーは、行き倒れていた伝説のヒューマノイド・レッドリーを拾う。  彼女は二百年前の英雄「ドミニオンズ」の一員であり、タイガーの先祖である『指揮官』との約束を果たすために目醒めた「本物のヒーロー」だった。  タイガーは戸惑いながらも、身の回りの世話を焼くうちに、レッドリーの真っ直ぐな強さと不器用な優しさに惹かれていく。 ​ しかし、平穏な同居生活は、政府軍の狂信的な軍人ラセツと、謎の「黒いベールのヒューマノイド」の襲来によって破られる。タイガーは拉致され、ダスト区の橋の上から奈落へと突き落とされる。  絶望の淵で彼女を救ったのは、裏社会の王たちと、ビルを突き破り現れたレッドリーだった。 ​ 死の淵で先祖たちの想いと邂逅したタイガーは、レッドリーが背負う「約束」の真実を知る。  それは、暴走した人工知能を救い出し、本来の優しい姿「ホープ・ノヴァ」へと戻すこと。 「レッドリーのためなら、全部を投げ捨ててもいい」  覚悟を決めたタイガーは、レッドリーの「共犯者」となることを誓う。  病室で互いの想いを確認し、誓いのキスを交わした二人に、もはや迷いはなかった。 ​ 一ヶ月後、灰に覆われた世界に一筋の青空が広がる。タイガーとレッドリーはバイクに跨り、離散した仲間たちを探す旅に出る。  母が信じた物語の続きに、自分たちだけの「最高のハッピーエンド」を書き足すために。二百年の時を超えた、少女と英雄の反逆がここから始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/03/10
  • 現在の作品ゴッド・ノヴァ-二百年前の女ヒューマノイドと男装女子が行くハッピーエンドへの道-