あらすじ
北欧神話の世界。
神々の都アースガルズには、予言にも名のない一人の怪物がいた。
冬の化身――ヴェトル。
神でも巨人でもない彼は、ただ静かに神々の世界を見つめていた。
そこに現れたのが、神々に知恵を貸す狡知の神ロキ。
二人は次第に奇妙な関係を築いていく。
だが神々は、彼らを必要な時だけ利用し、やがて遠ざけていく。
そして訪れる、世界の終末――ラグナロク。
すべてが崩れゆく戦場で、予言に記されていない存在が
世界の運命を静かに変えていく。
権力vs告発。
怪物はロキか、それとも神々か…
これは、神々の神話の裏側で語られなかった
二人の異端者が運命に挑む物語。