あらすじ
「――というわけでレオン。君、クビね」
豪華絢爛な王宮。玉座にふんぞり返った国王から、
ゴミのように捨てられた俺、レオン・アルヴィス。
王宮のしがない雇われ召喚士だった俺に、
退職金代わりに押し付けられた「恩賞」は、
召喚ミスで連れてこられた無力な少年・ハヤトだった。
ハヤトが手に持っていたのは、伝説の聖具ではない。
直前まで学校の購買にいたという、
袋に入ったままの『120円のメロンパン』。
「いやちょっと待って。僕、まだ袋すら開けてない!」
絶叫するハヤトと共に、俺たちは国外へと放り出される。
しかし、王は知らなかった。
しがない召喚士のはずの俺が、実は影から
伝説の神獣フェンリルを呼び出す実力者であることを。
そして、ハズレだと思われていたハヤトには、
世界の常識を覆すとてつもないスキルが眠ることを……。
「レオンさん、地竜の肉って岩塩だけでこんなに美味いの!?」
「……お前、そんなことよりそのパン、いつ食べるんだよ」
最強の召喚獣を従える俺と、
自覚なきチートを秘めた現代っ子少年の凸凹旅。
目指すは、しがらみのない自由都市ガレリア。
無防備な少年に振り回されながら、
召喚術で道を切り拓く爆笑の異世界道中記!