あらすじ
この世界は、100年ごとにリセットされる「神の実験場」だった。
文明が栄え、戦争が起き、そして100年目の終焉へ――。
人々の記憶も、歩んだ歴史も、すべてが「なかったこと」にされ、世界はまた同じ100年を繰り返す。
だが、たった一人。
少年レインだけは、そのループをすべて記憶していた。
1周目は、無力な子供として。
10周目は、大陸一の賢者として。
100周目は、伝説の勇者として。
繰り返すこと1万年。
剣術、魔法、軍略、そして世界の裏側に眠る秘宝。
あらゆる知識を継承し続けたレインは、もはや「子供の皮を被った化け物」へと変貌していた。
これまで何度挑んでも、最後には神の審判によって世界は消える。
だが、1万1回目の今回、彼は決意する。
「いい加減、飽きたんだよ。その神座から引きずり出してやる」
これは、一万年の絶望を経験した少年が、知略と武力で「確定した滅び」をブチ壊す、反逆の物語。