あらすじ
魔物が人を喰らい、人が魔物を恐れる世界。
小さな街で両親に愛され、穏やかに暮らしていた幼い少女は、ある日、森で魔物に襲われたことをきっかけに、誰にも知られてはならない異質な力を目覚めさせてしまう。
それは――魔物と話し、魔物に好かれる力。
本来なら討伐されるはずの魔物が、なぜか少女を殺さない。
その異変を知った街の人々は、少女を「悪魔の子」と呼び、恐れ、憎み、やがて命まで狙いはじめた。
優しかった日々は壊れ、両親は突然姿を消す。
残された少女は、たったひとりで街を追われることになった。
けれど、絶望の中でも少女は諦めない。
自分を捨てなかった両親の真意を知るために。
生きているのか、もう会えないのか、その答えを見つけるために。
辿り着いた城下町で、少女は冒険者になることを決意する。
か弱くても、戦う力が乏しくても、それでも前に進むために。
これは、
“悪魔の子”と蔑まれた幼女が、魔物たちに愛されながら、失踪した両親を探して世界を旅する物語。