あらすじ

大学生の美月は、ある日突然、医師から余命一年を宣告される。 残された時間は三百六十五日。 絶望するはずだった。 けれど美月は一つの決意をする。 「最後に、普通の恋がしたい」 泣いて終わる人生ではなく、幸せだったと思って終わりたい。 そう願った彼女は「365日で恋をする計画」という日記を書き始める。 そしてその計画の最初の日、 公園で一人の青年と出会う。 蒼。 優しくて、少し不器用な大学生だった。 何気ない会話から始まった二人の関係は、やがて恋へと変わっていく。 映画館での初デート。 夏祭りの夜。 海での初めてのキス。 普通の恋人のように、二人はたくさんの思い出を重ねていく。 しかし美月には、どうしても言えない秘密があった。 自分の命が、もう長くないという事実。 やがて蒼は偶然その真実を知ってしまう。 残された時間は、わずか二百六十日。 それでも蒼は言った。 「残り全部、俺にくれよ」 二人は「やりたいことリスト」を作り、 限られた時間の中で精一杯恋をすることを決める。 水族館、クリスマス、初日の出――。 幸せな時間は、少しずつ終わりへと近づいていく。 そして365日目。 桜が咲き始めた春の日。 美月は蒼の手を握りながら、静かに言う。 「恋、できたね」 これは、 人生で一番短くて、 そして一番幸せだった恋の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/09
  • 現在の作品余命365日の君と、恋をした