あらすじ
転生した俺の能力は――半径1kmの索敵だけだった。
戦闘能力ゼロ。攻撃魔法なし。身体能力も普通。
「外れ能力」と言われても仕方がない能力。
だがこの能力、《エリアサーチ》には一つだけとんでもない特徴があった。
半径1km以内の
・人の位置
・建物の構造
・地形
・隠し通路
すべてが“見える”。
奇襲は通用しない。
待ち伏せも通用しない。
隠し事も通用しない。
つまり――
この範囲では、俺が戦場を支配できる。
辺境の村で目覚めた少年レインは仲間と出会い、
戦わない軍師として頭脳と情報で状況を操り始める。
盗賊団の襲撃。
町で起こる人身売買事件。
領主館の陰謀。
そして王都へ繋がる巨大な権力。
戦うのは仲間。
動かすのは俺。
心理戦、情報戦、戦術。
弱みを握り、誘導し、盤面を操る。
半径1kmの範囲では、敵の思考さえ逃げられない。
そしてやがて明らかになる素性――
これは[戦わない主人公]が[情報と戦術]で世界を動かしていく物語。
『半径1kmの神様』