あらすじ

東北のとある集落に住む桃華は、小さい頃からみんなに視えないものが視えていた。あることを切っ掛けに、みんなから気味悪がられるようになる。桃華は次第に人と関わることを恐れ、学校にも行けなくなる。 一緒に住んでいる祖父の家は先代から代々受け継いできた薬屋を営んでおり、ある日、蔵に保管していた薬が毎晩消えていくという不可解なことが起こりはじめる。 解決しようと家族で訪ねた寺で、住職からあやかしに詳しく解決してくれそうな者がいるという情報を教えてもらった。その人は普段ある温泉街の宿を出入りしていて、偶然にもそこは桃華のばあちゃんが住んでいた宿家だった。 家族で相談し合い、ばあちゃんの故郷へ桃華が一人で訪れることに。しかしそれが何十年もずっと開かずの間だった街の扉を開くことになるとは知る由もなかった。 訪れた温泉街で桃華は中々目的を果たせずにいたが、洞窟の泉で狐のお面を付けた少年に助けられたことをきっかけに、温泉街に隠された秘密と過去に迫っていく。同時に桃華も、これまで誰にも言えなかった自身の過去と向き合っていく。

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カクヨム
カクヨム2026/03/09
  • 現在の作品妖狐と温泉宿家の秘密