あらすじ
こちらは同時掲載をしています。
現代日本と複数の異世界が衝突(マージ)して10年。
世界は「魔法」という名の理不尽な暴力に屈していた。
神から『ギフト(チート能力)』を授かり、新時代の貴族として君臨する【転生者】。
異世界から放り出され、戸籍も人権もなく奴隷として使役される【帰還不能者(ロスト)】。
そして、彼らに生存権を握られ、搾取されるだけの「かつての日本人」。
警察も政府もチートの前には無力。法は強い者を守るための道具に書き換えられた。
そんな腐りきった日本のスラムで、一人の男が「掃除屋」を営んでいる。
名は、灰賀(ハイガ)。
元・特殊作戦群所属。ステータスもスキルも持たない、ただの人間。
「神様が設定を間違えたらしい。……この世界は、バグだらけだ」
エルフの天才ハッカー・ルニを相棒に、彼は45口径のガバメントと練り上げられた戦術だけで、無敵を誇る転生者たちを「デバッグ」していく。
これは、神に選ばれなかった男が、泥を啜る依頼人のため、鉛の弾丸で世界の歪みを正す物語。