あらすじ

御影景は、傷や壊れたものに目がいく高校生。 変わっている自覚はある。友達は居ない。 六月の雨の日、渡り廊下で偶然見てしまった。 クラスメイト・朝霧澪が隠していた、首の火傷痕を。 慌てて隠す彼女に、景はただ一言—— 「……きれいだな、それ」 同情じゃない。好奇心でもない。 消えずに残った線が、ただ目を引いた。それだけ。 けれどその一言は、 誰にも見せたくなかった秘密を抱えた少女の心を揺らしてしまう。 「——他の誰にも、言わないで」 秘密を共有したその日から、 朝霧澪の視線だけが、静かに景を追い始めた。 笑顔を仮面にする人気者。 壊れたまま部屋に閉じこもる少女。 過去を突きつけてくる転校生。 傷を見ても踏み込まない景の周りに、 「この人になら預けていい」と思った少女たちが集まっていく。 ——ただし景自身の傷だけは、誰にも見せていない。 不器用な肯定と、静かな独占欲が交差する、 "傷を消さずに愛でる"学園ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/03/09
  • 現在の作品首の傷を隠す美少女に「きれいだ」と言ったら、 激重感情で秘密を預けられた