あらすじ

運が悪かった。 両親の事故は、ただそれだけの言葉で片付けられた。 10万人規模の地方都市、要(かなめ)市。 要市立第一高校入学式の翌日に退学届を出し、コンビニバイトで食いつなぐ平坂(ひらさか)武(たける)。 生きるために生きて、数カ月たった、夏の暑い日。 『終業式の日だから、半日なの。式に間に合わなくてもいいから。遅くなってもいいから、顔を見せに来てちょうだい。私は待っているから』 両親を失った次の日から、毎日、電話やメールを欠かさず送ってくれる佐藤鈴先生に絆され、顔を見に行くくらいならと、夜勤明けの疲れた体で高校への道を進む武。 その日、世界が変わった。 伝承や物語に名を残す魔物が闊歩し、倒れた死者が立ち上がる。そんな、地獄のような光景の中で、人の心をどこかに置き忘れて、ただひたすらに、魔物を倒した。動く死者も倒した。 倒して、倒して、倒して。 これは、異世界と融合した新世界で、人の姿のまま修羅へと相成った少年が、動く死者と魔物の骸で屍山血河を築き、それでも、人として、人を守り、人を助け、人に寄り添い、人の心を取り戻していく話。 ……あるいは、どこかの誰かたちの尻拭いをさせられる話。

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小説を読もう2026/03/09
  • 現在の作品融合世界の根暗マンサー〜異世界と融合したこの世界で、レベルを上げて物理で殴る人修羅。バケモノどもは鏖殺《ミナゴロシ》だ〜