あらすじ
「ヴィオレッタ! 貴様との婚約を破棄する!」
断罪の瞬間、私は思い出した。ここが乙女ゲームの世界で、私が冷たい路地裏で野垂れ死ぬ悪役令嬢だということを。
絶望する私に声をかけたのは、シャンデリアから降り立った「厄災」――隠しキャラの大妖精だった。
彼は言う。「死ぬ前に、俺と命を賭けたギャンブルをしようぜ」
差し出されたダイスは真っ二つに割れ、運命は崩壊した。
私は生き残るため、この狂った妖精を「名付け」で縛り、駒にすると決める。
「ヴェルグ。あの王子の顔、もう少し青く染めて差し上げて?」
「いいぜ。俺を縛った責任、死ぬまで取ってもらうからな」
これは、予定調和のハッピーエンドをぶち壊した悪役令嬢が、自分を愛してやまない「厄災」と共に、王子と聖女を地獄へ叩き落とす物語。