あらすじ
東方にある小国ドエ。100年前に起こった帝国との戦いは、歴史的な大敗であった。以降、ドエは帝国に負け続け、ついには帝国の属国となる。国民は尊厳を奪われ、自治を失ったのだ。
長きに渡る逆風によって、もはやドエには帝国に抗う者がおらず、負け犬根性の染みついた国民は、帝国を敬ってつきない。
しかし、ベラだけは違った。
ベラは言う。
「もしも、自分が100年前に生まれていたならば、こんな惨めな状況には決してさせなかった。敵におもねなければならない生活なんぞ、だれにも強いたりはしない」
これは神の気まぐれによって、過去にタイムトラベルすることになった女が、自分の国の歴史を変える話である。