あらすじ
ノア侯爵家の長女でありながら魔力不足と蔑まれてきたエルナ。妹ルルアが「大浄化」を担う一方で、彼女は「役立たず」として辺境の小さな別荘へ追放される。 絶望の中、エルナは庭で出会った巨大な白い犬「コロ」に、心を込めたわずかな浄化の魔力と共に食事を与え、静かな日々を過ごしていた。 だがある日、王都を襲った瘴気の盾にするため、実家が彼女を連れ戻しに現れる。 恐怖に震えるエルナの前に立ちはだかったのは、黄金の瞳を輝かせ、実家を圧倒する伝説の「終焉竜」へと姿を変えたコロだった。 エルナの純粋な祈りが、最強の神獣を呼び覚ましていたのだ。 「私たちはもう、どこへでも行ける」 令嬢と伝説の竜は、忌まわしい過去を脱ぎ捨て、雲の上の聖域へと翼を広げる――。