あらすじ

匂いで人の感情が分かる——そんな「変な鼻」を持つ中学生の「私」。涙の塩、怒りの鉄、上機嫌のレモン。でもその力は不完全で、誰にも信じてもらえない。 転校先で不気味な出来事が続く。ロッカーが荒らされ、筆箱に見知らぬ紙切れが入り、誰かの視線がつきまとう。頼れる担任の先生に相談するが、なぜか事態は悪くなる一方。そして「私」の鼻は、先生からだけ漂う異様に甘い匂いを捉えていた。 甘すぎる匂いの正体は何か。信じるべきは大人の言葉か、自分の感覚か。「気のせい」で封じ込めてきた違和感が、少女を真実へと導いていく。 唯一の理解者である親友・ゆかと共に、少女が自分の感覚を取り戻す物語。

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小説を読もう2026/03/09
  • 現在の作品気のせいじゃない