あらすじ
「みんなと同じは、なんかしっくりこない」
中学卒業を機に、親にも相談せず県外の高校への進学を決めた一ノ瀬 澪(いちのせ みお)。
誰とも違う道を選び、辿り着いたのは古びた女子寮「かざみ寮」。
入寮の証として手渡されたのは、自分の名前が彫られた木の表札と、小さなマグネットの名札だった。
ホワイトボードに自分の居場所を貼り付けた瞬間、止まっていた時間が動き出す。
「もし、目の前に好きだった人が現れたら、あなたはどうしますか?」
これは、自分を貫こうとする少女が、磁石に導かれるように再会する静かな再生の物語。