あらすじ

天の彼方、そこには「星の宮殿(ほしのきゅうでん)」と呼ばれる場所があった。 オリシは、その宮殿の主の七番目の娘であったが、ある日、退屈に耐えかねて下界へと降り立ってしまう。 そこで彼女は、一人の青年と出会う。 彼の名は牛彦(うしひこ)、牛家村(ぎゅうかそん)の若旦那であった。 村の者たちは、前途有望な青年でありながら家業を疎かにする彼を、皮肉を込めて「天才牛郎(てんさいホスト)」と呼んでいた。 とある祭りの最中、二人は盤上での対局を繰り広げる。 しかしその対局の後、オリシは牛彦に弱みを握られてしまい、彼の一日散策に付き合う羽目になる。 その道中、助けを求める人々に遭遇する。 頑なに助けようとするオリシと、それを厄介に思う牛彦。二人の間には新たな衝突が生まれた。 共に時を過ごすうちに、牛彦は目の前の少女のことを少しずつ理解し始め、ある約束を交わす。 だが、その約束は非情にも天の妨げに遭うこととなる。 天と地を繋ぐ星盤(アストロラーベ)の両側で、牛郎と織姫が織りなす恋の伝説。 白黒の星子の彼方、道は二人の未来へと続いていく。

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小説を読もう2026/03/09
  • 現在の作品天才ホストと星盤の織姫