あらすじ
「専用スタジアムさえあれば、この街は救われる!」――そんな異世界チートみたいな話、あるわけないだろ!
かつてWEB小説で「チート無双」を描いては爆死していた市役所職員の新堂湊。
彼が直面したのは、現実世界での「チートアイテム付与イベント」だった。
「新スタジアムさえ建てば、年間経済波及効果は46億円! 街は勝手に活性化します!」
コンサルタントが掲げるバラ色のCGに、市長も地元サッカークラブ「汐崎オルカ」の社長も大興奮。
だが、元・底辺作家の湊は一人だけ心の中でツッコミを入れていた。
(展開が早すぎる! 城だけもらって村がそのままじゃ、絶対に破綻するだろ!)
老朽化した陸上競技場、シャッター街、車椅子のサポーター、そして予算。
魔法なんて存在しない現実世界で、「箱」だけ手に入れても何も変わらない。
湊は、夢物語(神話)を語る大人たちに反旗を翻し、泥臭く地味な「現実(生活)」の計画書を叩きつける!
これは、チートアイテムで街を簡単に救う物語ではない。
毎週の面倒を引き受け、自分たちの手で等身大の「奇跡」を作り上げる、地方都市とスタジアムの泥臭い内政・お仕事ドラマ!