あらすじ

暗雲が垂れ込める都内。  ……ゾンビが溢れかえっていた。  ゆっくりと歩く腐った死体たちが、音に反応して視線を回している。まだ生存者がたくさんいた時はあちこちから出てくる音に反応し、ゾンビたちも分散していたが、人が減ってくると音の方向も限られてくる。音がすれば、群れが一斉に一か所を目指すのだ。  ――見つかった! と自覚した若者が捨てられてあった車を拾う。キーは挿入されたままだ。あとは捻ればいい――エンジンがかかる。  今更、大きな音が出ることに躊躇はなかった。息を潜めて隠れるよりも大きな音を立てながら長距離を稼いだ方が生存率が上がる――短いながらも多くの経験から得た教訓だ。

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カクヨム
カクヨム2026/03/09
  • 現在の作品ちゃんとルールを守りましょう!~え、ゾンビの世界でも!?~