あらすじ

帝国の地図の端。境界線の、すぐ内側。 冬になれば、吐く息が白く滲むほどの寒さが降りる。 その地を守り続ける、一人の辺境伯がいた。 幾度となく蛮族の襲来を退け、戦場で名を轟かせた傑物。 人々は恐れと敬意をこめて、彼を「天狼伯」と呼ぶ。 社交には姿を見せず、その実像を知る者は少ない。 見えないものは、好き放題に噂される。 曰く、蛮族を噛み殺す。 曰く、慈悲の心がない。 曰く、女嫌い。 曰く――冷酷無比。 だが、天狼伯にとって噂など戯言にすぎない。 必要なのは、ただ明日を守ることだけだった。 ある日。 そんな辺境の地に、皇都から一通の書簡が届く。 その報せは、静かな日々を打ち砕く。 そして、凍てついた運命を動かしはじめる。 ここから、この物語は幕を開ける。 ◇――――――――――――――――――――――――――◇ 物語の進行上、流血などの描写を含む場面があるため、 念のためセルフレイティングを R15 に設定しております。 苦手な方はご注意いただけますと幸いです。 ◇――――――――――――――――――――――――――◇

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小説を読もう2026/03/09
  • 現在の作品冷酷無比な天狼伯が見初めた唯一の伴侶