あらすじ

この町では、ときどき時計が七時で止まる。 海辺のバス停で写真を撮る海原陽翔は、毎朝ひとりの男を見ていた。 灯台の方を向いて、海を見つめている男――遠山涼介。 声をかけても届かない。 距離はほんのわずかなのに。 やがて陽翔は気づく。 遠山は、自分より一週間前の時間を生きているのだと。 灯台の光が海をなぞる七時の朝。 ほんの一瞬だけ、二つの時間が重なり、声が届く。 会いたいのに、会えない。 触れたいのに、触れられない。 それでも二人は海辺に立ち続ける。 光が交わる、その瞬間を信じて。 七時で止まる町で、 止まっていた時間が動き出すとき―― 二人の恋もまた、静かに動き始める。 これは、 七時一分から始まる恋の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/08
  • 現在の作品七時一分の海