あらすじ
森と小川に囲まれた、やさしい魔法の国の小さな村。
そこで生まれた赤ちゃん、ミカは——
生まれて一週間で気づいた。
(なんか僕、赤ちゃんなんですけど!?)
体は思うように動かない。
言葉も話せない。
できるのは「あー」だけ。
どうやらルカは、知らない世界に赤ちゃんとして生まれ直してしまったらしい。
そんなルカの前に現れたのは、
少し頼りないけれど、とても優しいお兄ちゃん・リアム。
「僕がお兄ちゃんだから、守ってあげる!」
村の子にからかわれることもある、
ちょっと気弱なお兄ちゃん。
でもルカには、誰よりも優しい。
だからルカは決めた。
(お兄ちゃんは、僕が守る!)
赤ちゃんだけど。
歩けなくても。
言葉が話せなくても。
これは——
お兄ちゃん大好きで心の声はうるさいけれど何ができるわけでもない弟と、
少し頼りないけど優しくて賢くて、もしかして天才?(弟談)な兄の、
小さな成長と小さな冒険の物語。
精霊と魔法の世界で始まる、
とびきりやさしい兄弟ファンタジー。