あらすじ
魔力量が3しかない魔女ルミナ・ムーングロウ。
「世界を塗り替える」という壮大な妄想を持つ男、アレクシスが持ち込んだ依頼が「王立学園の聖女を確保せよ」というものだった。
面倒事が嫌いなルミナはモブとして目立たないように王立学園に潜入を試みる。そんな彼女の前に立ちはだかるのが王国に古くからある慣習と迷信だった。
「魔力量が高い者こそ優秀」という迷信によって、一時は編入すら危ぶまれたが圧倒的な魔力制御によって無事に合格を勝ち取った。
しかし、魔力量3という呪いはルミナの学園生活をたびたび脅かしていく。
一方、公爵令嬢という地位と圧倒的な魔力量を持ちながら人当たりのよいフェイリアも、「黒髪黒目は魔王の証」という迷信によって正当な評価を受けられずにいた。
彼女を放置して聖女とよろしくやっている婚約者である王太子の姿を目の当たりにしながらも、フェイリアは家同士の取り決めゆえに何も言えないでいた。
不遇な扱いをされながらも人格者のフェイリアと慣習にとらわれないルミナが友人になるのは当然の流れだった。
一方、シナリオ通りに事を進めようとする聖女は取り巻きを使って二人を排除しようと動き出す。
ルミナは知識と工夫で聖女の陰謀をことごとく潰していくことによって、次第に学園中にルミナの実力が知れ渡るようになっていく。
本人はモブとして目立たないように過ごしたいだけなのに――。