あらすじ
あらすじ
両親を奪った宿敵バハムートへの憎悪に燃える少年、ユウト。かつての仲間である「デビルズルシファー」と共に歩んでいた彼は、ある任務をきっかけに復讐の闇へと深く囚われていく。
仲間を傷つけ、独り荒野を彷徨うユウトの前に現れたのは、禁忌の魔眼を持つ二大血族――ブラッドアイズとワープアイズであった。ユウトは彼らの異能を強引に奪い取り、左右で異なる光を放つ魔眼をその身に宿す。
人を超越した力を手にし、呪われた「闇の刀」を携え、ついにバハムートを討ち果たしたユウト。しかし、その先に待っていたのは充足ではなく、底知れぬ虚無であった。さらに、ブレイカーズの巧妙な罠によって彼は最悪の監獄「ブレイカープリズン」へと投獄される。
内なるバハムートの力と共生し、仲間たちの助けを得て脱獄を果たすユウト。だが、その背後には「最強の三戦士」を従えたブレイカーズの首領の影が迫っていた。少年の夜は、未だ明けることを知らない。
登場人物
【主人公と暗黒団】
ユウト
復讐の化身と化した少年。右目に血液を操る「ブラッドアイズ」、左目に空間を歪める「ワープアイズ」を宿す。背中からは漆黒の翼が噴出し、呪われた「闇の刀」を振るう。
ヒュウ
暗黒団の一員。ブレイカーズに洗脳された父を自らの手で止めるため、ユウトに協力を仰ぐ。風の刀を操る。
イレイザー
冷徹な魔導士。氷の刀を使い、効率的に敵を排除する。
スザク
妖艶な雰囲気を纏う女性戦士。炎の刀を操り、暗黒団の進むべき道を示す。
【デビルズルシファー(かつての仲間)】
雫(しずく)
ユウトの豹変を最も悲しみ、命を懸けて彼を止めようとする少女。彼女の鼓動だけが、ユウトの失われかけた人間性を繋ぎ止めている。
陽葵(ひまり)
ユウトの幼馴染。暴走するユウトに激昂しながらも、最後まで彼を見捨てることができない。
煉(れん)
岩をも砕く覇気を放つ少年。力に溺れるユウトを拳で正そうとする。
刹那(せつな)
静寂を纏う剣士。空間を把握する能力を持ち、ユウトの危うさを危惧している。
月乃(つきの)
慈愛に満ちた女性。闇に堕ちたユウトを抱きしめ、浄化の光で彼を救い出そうとする。
【宿敵】
バハムート(バハムちゃん)
ユウトの両親を奪った仇敵。討伐された後、その能力の残滓はユウトの内に宿り、奇妙な共生関係となる。
ハンマー
ブレイカーズ第21番。ユウトを監獄へ送り込み、執拗な拷問で追い詰める巨漢。
ブレイカーズ首領
すべての元凶。モニター越しにユウトの成長を愉しみ、次なる刺客を送り込む。
【禁忌の血族】
ブラッド(ブラッドアイズ一族 族長)
「鮮血の魔眼」を極めた一族の長。自らの静脈を切り裂き、溢れ出した血液を巨大な鎌や無数の棘へと変質させる秘術を操る。ユウトに一族の聖なる力を奪われたことに激昂し、監獄の門で報復の戦いを挑むが、最期はその生命エネルギーさえもユウトの糧として吸い尽くされた。
ワープ(ワープアイズ一族 族長)
空間を統べる「蒼き魔眼」の正統なる継承者。周囲の空間を幾重にも折り畳むことで実体のない残像を生み出し、空間そのものを剃刀のように裂く「次元断裂波」を放つ。ユウトを不届き者と断じ、一族の理を以て排除しようとしたが、自身の攻撃を空間転送で逆手に取られ、非業の最期を遂げた。