あらすじ
「高校卒業までに好きな人が出来たら、何でも言うことを聞く」
些細なことから、親友の晴斗とそんな賭けをしてしまった陽一。
元々異性に興味がなく、軽い気持ちで引き受けたはずだったが――一人の少女との出会いが、彼の心境を急変させる。
今まで抱いたことがない、胸を突くような感情。
その正体が『初恋』だと知った時、陽一は晴斗との賭けを激しく後悔する。
名前も知らない彼女とは、もう二度と会うことはない。
この出会いはなかったことに。そう自分に言い聞かせた、翌朝のこと。
転校生として教室に姿を現したのは、他でもないあの少女だった。
しかも、隣の席に、さらには隣の家まで……。
高校生活もまだ始まったばかり。
「――先が長すぎる!」
絶対にバレてはいけないこの気持ち。
恋はしないと賭けた俺の高校生活は、最悪で最高の罰ゲームとして幕を開けた。