あらすじ

三週間、一文字も書けなかった。 二十九歳の作家・葛城諒は、ある雨の夜、本棚の奥に白紙の本を見つける。 「筆を執れ」——たった一文が添えられたその本を前に手を動かすと、言葉が滝のように溢れ出し、一夜で傑作の断片が生まれた。 しかし翌朝、「歌」という言葉の意味が、すとんと消えていた。 書くたびに、言葉が失われる。 それでも、彼は筆を置かなかった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/08
  • 現在の作品一つ失う。