あらすじ
辺境領主の嫡子リオンは、成人の儀のために「霧の聖女」の巡礼地とされる洞窟を訪れる。
老騎士ラル、斥候イヴ、戦士ロン、神官ルーシーとともに進んだ洞窟は、異様なほど静かで、生き物の気配すらない不気味な場所だった。
洞窟の最奥、聖女像の前で儀式を行おうとしたとき、芽理の宮の調査隊が現れる。
彼らが持ち込んだのは、古代の紋章が刻まれた一つの杯だった。
その直後、洞窟は崩落し、霧の中から現れた賊が襲いかかる。
戦いの末、リオンは命を落とす――はずだった。
通り過ぎるはずの一日が、静かな霧の奥で運命は少しずつ歪み始めていた。
――――――――――――――――――――――――――――――
メインで書きたい戦記物のサブストーリーとして書いたものです。