あらすじ

……どうやらおれは昏睡状態にあるらしい。 というのも、ここは夢の中なのだが、どれだけ時間が経っても一向に目が覚めないのだ。 むろん、夢の中に正確な時間の物差しなど存在しない。朝も昼も夜も、気分一つで唐突に入れ替わる。だが、それにしたって長すぎる。ここが夢の中だと気づいたくらいだ。同じ意識が持続している。 もう何日、あるいは何週間も経った気がする。それに、いつもなら目を閉じて強く念じれば目を覚ませるのに、今回はまったく通じない。まぶたの裏側は暗いままで、次に開けたときには見知らぬ景色に放り出されている。

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小説を読もう2026/03/08
  • 現在の作品昏睡状態 :約2500文字 :夢