あらすじ
中小化粧品メーカーで働く営業マン、鈴木柚留(すずきゆずる)。
営業成績は最下位。社内評価も最低。
十二年間会社に勤めながら、気がつけば完全な窓際社員になっていた。
「来月までに数字を上げろ。無理なら……分かるよな?」
上司から事実上の最後通告を受けたその日。
祖父の遺品整理をしていた柚留は、古い箱の中から金色のボタンを見つける。
触れた瞬間――
頭の中に声が響いた。
『余はナポレオン・ボナパルト。フランス皇帝である』
まさかのナポレオン憑依。
伝説の軍事天才は言い放つ。
『営業とは戦争だ』
『お前の会社、弱すぎる』
戦略、組織論、人心掌握。
皇帝の思考が、ダメ社員の人生を塗り替えていく。
売れない商品が売れ始める。
社内の評価が変わる。
やがてその戦略は、化粧品業界全体を揺るがしていく――。
これは
窓際社員と皇帝が、会社と業界をひっくり返す物語。