あらすじ

「ヒーロー見参!」  ヒーローが好きだった。  子供の頃からずっと。  だから転生して力を手に入れた厨二の俺は、  憧れていたヒーローの真似をしてみた。  ――色々やったけど、所詮は全部、ただのヒーローごっこ。  お面をつけて、マントつけて、棒切れ持って……  ぶっちゃけ、害虫や害獣を駆除して、名乗りをあげて、カッコつけただけ。  ……なのに、 「尊き光よ! 命の王よ! あなた様は、絶望の底に沈んでいた私を救ってくださった。世界中から忌み嫌われた私に、あなた様だけが、手を差しのべてくれた。心から、お慕い申し上げております」  気が付けば、カルト教祖になっていた。  俺の活躍を描いた聖典が全世界累計8兆部の大ベストセラーで、義務教育の教材に?  数字ボケのギャグとかじゃなくて、ガチで?  しかも読んでみれば、 「え、俺の物語……美化されすぎ……こんなこと、言ってないんですけど……きもっ」  ノリで口にしたヒーローっぽい言葉だけ鵜呑みにされて、  本心の言葉は『謙虚』の一言で切り捨てられる。  ついには、 「あなた様を崇めない者を処分する法律を定めようと思います」 「……えぐいてー」

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カクヨム
カクヨム2026/03/07
  • 現在の作品ヒーローごっこをしていただけなのに、気付いたらカルト教祖になっていました。