あらすじ
凍てつく吹雪に閉ざされた北方の神聖国家。
魔導兵器の蒸気が紫煙のごとくたゆたう東の帝国。
そして、あまたの欲望と金貨が渦巻く南方の貿易連合。
血で血を洗う果てなき戦乱の果て、大陸がようやく「平和」という名の、脆く儚い仮初めの眠りに落ちてから五十年の月日が流れた。
三つの貌(かたち)を持つ野望が、均衡という名の細い糸で繋ぎ止められている大陸の中央。そこには、静謐を象徴する聖堂が、神々の慈悲を体現するように佇んでいる。その最奥、深き闇の底に眠るのは、あらゆる願いを叶え、あるいは災禍をもたらすという「大いなる力」。
だが――。
禁忌の扉に触れ、眠れる神威を揺り起こそうとする「誰か」の指先が、静寂を切り裂いた。
それが、終わりを告げる鐘の音だった。
再び吹き荒れる戦火の嵐は、野を焼き、空を血の色に染め上げていく。
その嵐の渦中、時代の激流に翻弄される運命を刻まれた子らが産声を上げる。
彼らが手にするのは、未来を拓く希望か。それとも…
※仕事が凄い忙しいので気長にやります。
きりのいいとこまで書けたらまとめて投稿すると思います。