あらすじ
世界各地に突如として出現したダンジョン。
人類は魔物災害に抗うため、探索者《ハンター》という新たな戦力を生み出した。
元上級ハンター・黒崎蓮司は、かつて攻略任務の最中に仲間へ裏切られ、未踏の最深層《奈落》へと落とされた男だ。
協会の記録では、彼は七年前に死亡したことになっている。
だが黒崎は死ななかった。
人知を超えた地獄の底で生き延び、怪物を狩り続け、ただ一人生還したのだ。
数年ぶりに地上へ戻った彼を待っていたのは、自分の功績を奪って英雄となった元仲間たちと、真実を隠し腐敗した探索者協会だった。
しかし、最深層帰りの黒崎にとって、地上の強者も権力者もぬるすぎる。
これは、奈落に捨てられた最強の男が、怪物も偽りの英雄もまとめて叩き潰し、再び人類最強へと返り咲く物語。
そして同時に、ダンジョンの奥底で蠢く“本当の災厄”に、ただ一人辿り着いてしまった男の戦いでもある。