あらすじ

伯爵家に嫁いだエレノアには、前世の記憶があった。 前世で慣れ親しんだ文房具の知識と、この世界の魔法技術を組み合わせ、彼女は“魔法の文房具”を次々と発明していく。 複写できる羽根ペン。 改ざんを防ぐインク。 学習効率を上げる魔法のノート。 その便利さは王都で評判となり、大きな利益を生み始めた。 けれど、夫も義母も欲しかったのは、彼女本人ではなく発明の利益だけ。 やがてエレノアは帳簿改ざんの冤罪を着せられ、離縁を言い渡されてしまう。 それでも彼女は取り乱さなかった。 なぜなら、発明の権利はすべて自分の名で登録済み。 商品が売れるたび、元夫側から自分へ特許料が入る仕組みを、ずっと前から整えていたからだ。 娘のリリアーナを連れ、伯爵家を去ったエレノア。 失ったのは地位と夫。 けれど手に入れたのは、娘の未来と、誰にも奪えない生活基盤だった。 これは、悪役令嬢にされるかもしれなかった娘を守るため、母が紙とペンと契約で人生をひっくり返す物語。

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小説を読もう2026/03/07
  • 現在の作品悪役令嬢の母、前世の記憶で「魔法の文房具」を発明。冤罪で離縁されましたが、特許料で娘と一生遊んで暮らせそうです。