あらすじ

魔物を食い、その能力を奪う料理人が尊ばれる世界 。だが、少年ルイの味覚は11年前に壊れていた 。 失踪した母が振る舞った『魔物肉の天ぷら』――五感すべてに快楽を強制し、魂を震わせるその味を知って以来、ルイにとってこの世のあらゆる美食は、無慈悲に「不合格」を突きつけるゴミに過ぎない 。「君はまるで薬物中毒者じゃないか」 最愛の相棒・ミカにそう罵られ、彼女との幸せな未来さえ捨てて、ルイは魔物討伐料理学園『マトリョーシカ』の正門を叩く 。 手に入れたのは、伝説の首席卒業生に並ぶ『13スロット』の指紋スロット 。13種の魔物の力を宿せることが可能なその異形の手で、ルイは母の行方と、あの日失った「究極の多幸感」を追い求める。それは、救いなき破滅への旅路。 「……だったら、俺もちゃんと破滅しなきゃダメだ」 渇いた少年の、狂気と食の物語が幕を開ける。

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カクヨム
カクヨム2026/03/07
  • 現在の作品母の天ぷらが俺の人生を不合格にする。 〜魔物討伐料理学園で、失踪した母の味を求めて破滅する男の物語〜