あらすじ
――西暦二二〇〇年。人類は滅亡の危機を迎えた。
『化石エネルギー資源の枯渇』。
平等なる終焉の気配に、世界は塗り潰された。
そこからの二年。人類は「奪うもの」と、「奪われるもの」へと二分された。
狂乱の果てに選ばれたのは、やはり、文字通り明日の生存を懸けた醜き闘争。
西暦二二〇二年、第四次世界大戦勃発。南北アメリカ連合軍を旗手とした戦火は、瞬く間に世界を呑み込んでいった…………。
―――開戦から十二年
西暦二二一四年。後に「魔法暦元年」と刻まれるこの年、戦火の末に人類は新たな力を手にした。
その名を、「魔法」という。
……それから二世紀の時が流れ――現代。
魔力器官を埋め込み、携帯端末で魔法を放つのが当たり前となった今、人類は魔法を新たな資源、新たな武器に挿げ替え、形を変えた覇権争いに未だ耽る。
かつて魔法をもって人類のすべてを救った影なる英雄『宮上 一』。
戦う術を持たぬ稀代の天才『白川 結子』。
終わらない争いの終止符を求めて――二人は共に歩み出す。
選び取る先は「希望」か、それとも「破滅」か。
――――――SFファンタジー、ここに開幕!