あらすじ

目が覚めたら、異世界の英雄になっていた。 高校一年のカイシューが転生した先は、魔王が討伐されてから百日後の平和な世界。何故かこの世界の全員が俺を「魔王を倒した勇者」だと言う。 覚えがない。記憶もない。なのに石像には俺の顔が刻まれている。 しかも、共に戦った四人の仲間は全員死んでいた。 俺だけが生き残った英雄――それがこの世界での俺の立場らしい。 そして夜が明けるたびに、世界は一日ずつ過去に戻っていく。 魔王討伐から百日後。九十九日後。九十八日後。 街の飾り付けが消え、復興の跡が傷に戻り、人々の顔から笑顔が減っていく。 世界は巻き戻る。だが、俺の体だけは前に進み続ける。 昨日つけた傷は消えず、昨日覚えたことは忘れない。 やがて俺は、魔王討伐のその日に辿り着く。 石像でしか知らなかった仲間たちが、生きて隣に立つ日に。 死に方を知っている仲間と、初めましての旅が始まる。 結末から始まり、始まりへと遡る――逆さまの英雄譚。

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小説を読もう2026/03/07
  • 現在の作品明日の勇者は昨日へ向かう