あらすじ
戦争が終わり、不要になった兵器は処分される。
祖国のために戦い続けた半自立型戦闘兵器アスランもまた、その例外ではなかった。
処刑の瞬間――彼は突如、異世界へと落下する。
人間の王国、魔族の伝説、そして当たり前のように存在する奴隷制度。
混乱の最中、アスランは魔族の長――魔王の娘ゼロリュクと出会う。
彼女たちは、かつて人間に敗れ暗黒世界へ追いやられた種族だった。
生き延びるため、魔族は再び地上へ侵攻する。
だがアスランは提案する。
「魔族は侵略者ではなく、“奴隷解放軍”になれ」
魔族の生存。
人間社会の歪み。
そしてそれぞれの正義。
廃棄された兵器。
祖国を失った奴隷騎士。
敗北した魔族の王。
三匹の“負け犬”が世界をひっくり返す戦争を始める。
これは――
敗者たちが世界を奪い返す物語。
『The Loser Dog's』