あらすじ
勇者パーティーから追放された男、レオン。
理由はただ一つ――
「魔王を倒すべきではない」
そう言ったからだ。
世界を滅ぼそうとする存在――闇の魔女『魔王』。
だがレオンは知ってしまった。
この世界の支配者である12人の魔女たちが“終わり”を望んでいることを。
世界を統治する魔女はすべて不老不死。
永遠に生きる彼女たちは、
終わらない時間の中で疲れ果てていた。
そしてレオンもまた――
死ねない男だった。
表向きの能力は「自己回復」。
しかしその正体は、魔女と同じ不老不死。
終わりのない時間の苦しみを知る唯一の人間
「俺は勇者じゃない。だが、お前たちの願いなら叶えてやる」
因果の魔女アナスタシアに導かれ、
レオンは12の国を巡る旅に出る。
愛の魔女ヘレーネ
死の魔女ラスノート
時の魔女クロ・ノスタシア
闇の魔女リリス――
世界の理そのものである魔女たちと出会いながら、レオンはやがて世界の真実へ辿り着く。
勇者は世界を救おうとする。
魔王は世界を終わらせようとする。
だがそのどちらでもない男がいた。
これは
永遠に疲れた魔女たちを救うため、
世界の終わりを選ぶ男の物語。