あらすじ
園遊会に招待された私は、王女の計略に嵌められた、王女に毒を盛ったと冤罪を掛けられたのだ。
挙げ句に園遊会に参加した大勢の目の前で、王女の取り巻きに、髪を掴まれ地面に叩きつけられた。
暴力を振るわれ続ける私を、園遊会の参加者は、悪意を振りまく観覧者となり、私を冷めた目で見下し愉悦に浸っていた。
そこには味方は誰一人もいなかった。そう、全員が王女の派閥の者たちだったのだ。
執拗に痛めつけられ動けなくなった私に刑の中でも最も苦しいとされる「呪毒の刑」を嘲笑いながら王女は楽しげに告げた。
告げた瞬間、観衆は瞬間凍りついた。それは、派閥の結束を固める為の「見せしめ」という名の生贄だった。
だから、選ばれた…私が目障りだったからだ。即刻、王城の地下で、呪毒の刑が執行された…。裁かれる事も無く、両親との別れの言葉も無く…。
私は、苦しみ、嘆き哀しみ呪いの怨鎖に蝕まれ、深い恨みを抱き絶命するしかなかった。
しかし、死して、運命の歯車はゆっくりと動き出したのだ。
奇跡の出会いを果たし、前世の記憶を取り戻した私は、復讐を誓い現世に蘇った。
迫りくる王家の陰謀と襲撃を迎え打ち、魂で結ばれた二人が紡ぐ物語