あらすじ
小説家志望の高校生だった木田有理奈(きだありな)は、気づけば剣と魔法の異世界へと転移していた。――だが目覚めた時、彼女の体の九割は、国が極秘に進めていた実験によって機械へと改造されていた。
被検体ナンバー044。
古の聖遺物《アレキサンドライト》の魔宝石を埋め込まれた、世界唯一の吸魔石型サイボーグ。
全ての魔法を吸収し、斬られても首が落ちても死なない不死身の体。そんな規格外の兵器を作り上げたのは、七歳にして国家最高の頭脳を持つ天才幼女、ハナハナ博士だった。
アリー・サンドレイと名付けられた有理奈は、日々ろくでもない実験に振り回されながらも、最終戦闘兵器《アンチマジック》の異名を持つアリーは、二年間にわたり魔獣討伐や、邪神アポフィスの復活を目論むアポフィス教団との戦いなど、数々の危険任務に駆り出されることになる。
そして任務から一時的に解放されたアリーは、ある願いを口にする。
「前世で出来なかった学園生活を、今度こそ楽しみたい!」
軍の特例許可を得て、彼女は王立学園へ入学。サイボーグであることを隠しながら、貴族社会の学園で普通の学生としての日々を過ごし始める。
しかし平穏は長くは続かない。任務から解放されたはずのアリーに、再び極秘任務の命令が下され――。
元人間のサイボーグ少女は、正体を隠したまま友人を作り、憧れていた普通の学園生活を送れるのか?
これは、最強の戦闘兵器に改造されたサイボーグ少女が青春と秘密を抱えながら闇と戦う学園と魔法の異世界ファンタジー。