あらすじ

王立学園の卒業舞踏会。
王太子ディオルドは、公衆の面前で婚約者である公爵令嬢フィオラーナ・ヴァルティアに婚約破棄を宣言した。

「私は真実の愛を見つけた」

そう言って彼が選んだのは、涙を浮かべる可憐な令嬢ヴィオレッタ。
周囲の貴族たちは王太子の決定に逆らえず、ただ沈黙するしかなかった。

しかし――当のフィオラーナは、驚きも怒りも見せずに微笑む。

「承知いたしました。では、契約は終了ですね」

その一言で、王国は静かに揺れ始める。

実はヴァルティア公爵家は、王国最大の出資家。
港湾、物流、銀行、商会――王国経済の中心を担う家だったのだ。

そして王家への支援はすべて、
「王太子との婚約」を条件にした契約だった。

婚約が破棄されたその日から――
資金は止まり、国家事業は停止し、商会は動かなくなる。

気づいた時にはもう遅い。

王太子は、王国で一番怒らせてはいけない相手を敵に回していた。

これは、
信用を壊した王太子が王太子の座を失い、
一人の公爵令嬢が“契約”で王国を動かしていく物語。

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アルファポリス
アルファポリス2026/03/07
  • 現在の作品婚約破棄された公爵令嬢ですが、契約終了です ― 王太子が壊した信用で王国が止まりました ―あ