あらすじ
不老不死の薬「ソーマ」が開発され、世界中の人々がこぞって購入した。
薬の効果は絶大で、服用すれば老いは止まり、爆弾で木っ端微塵にされても破壊された体は再生し、死ななくなった。
ただ、ほぼ全人類が服用を終えた頃、二つの驚愕の事実が発見される。
一つは、ソーマを使用したことにより子どもが生まれなくなったこと。
もう一つは、ソーマを使った者は服用開始からおよそ二〇年後に死ぬこと。
とうとう夢の力を手に入れたと浮かれていた人類は、一瞬にして滅亡の危機に直面した。
そんな中、ソーマの効力を無効化する女性がいることが判明する。
彼女たちは、何故か不老不死の恩恵を得られず、可哀想だと蔑まれた者たちだった。
彼女たちを調べれば、特効薬が作れる。
それに、彼女たちなら子どもを産める。
世界は、人類を滅亡から救える希望の光として彼女たちを「女神」と呼んだ。
ただ、女神は数が少ない。
日本に現存する女神は推定で二、三人だと言われている。
しかも、女神たちの所在を国家は把握していなかった。
時間がない。
そう判断した国は、女神一人につき一〇〇億円を超える懸賞金をかけた。