あらすじ
「文明は二度、滅びた。」
最初の滅びから三万年。二度目の滅びから一万五千年。
大陸「グラナトス」の辺境にある小さな漁村。そこは、かつての超機械文明が遺した「ゴミ」が流れ着く終着駅だった。
天才的な構造把握能力を持つ十六歳の少年ヤードは、拾い上げた未知の遺物(コア)から、一人の美しき女神を呼び起こす。
それは、流体金属で構成された一万五千年前のAI兵器、アイリス。
「マスター、あたいを助け出しちまうなんて、あんた物好きだね」
宇宙から見守るメイドAIみちびきのナビゲートのもと、ヤードは東にそびえる巨大山脈「絶対防壁」の向こう側を目指す。
その原動力は、世界を救う使命感……ではなく、**「衣服の向こう側を見たい」**という、あまりにも純粋で真っ直ぐな、男の煩悩(探求心)だった。
重すぎる愛をぶつけてくる流体金属の女神と、からかい上手の宇宙メイド。
煩悩全開の少年職人が、絶滅したはずのテクノロジーを相棒に、世界の真実(とスカートの裏側)を解き明かす冒険が今、始まる!