あらすじ

母に聞いたことがある。 私の良さとはなんだろうか、と。 母は言った。 「話を聞いてくれたこと」と。 自分が教育の現場にいて、自分の子の長所をそのように言う親とは会ったことがない。 また別の機会にて、生徒からも言われたことがある。 「先生は話を聞いてくれる」 人の話を聞くというのは難しい。 己の自我を無くして聞くに徹する。 何を、どんな言葉、どの順番で語るのか、以前と何がちがうのか、声はどうか、今の時間以外に変化があるかを観察しなくてはならない。 なんのために? 最適な心の交流を得るために。 最適な心の交流はそうそう無い。 本来、対話が一番だが、それに準ずるものとして、小説があると思う。 それを求めている。 カクヨムの世界に。 余計な飾りはいらない、誤魔化さなくていい、つまらなくていい。 行間は私が読むから。 そんな小説の可能性を見るために、山羊座文学賞をやります。 カクヨムの1%にも満たない世界で、奇跡の出会いを待っています。

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カクヨム2026/03/06
  • 現在の作品小説に耳をすますということ