あらすじ
そこは、男女の貞操観念が完全に逆転した世界。
女性は性欲が強く、常に男を求めてギラついている。
対して男性は性欲が薄く、そんな女性たちを「不潔」「野蛮」と忌み嫌うのが常識。
そんな世界に、ごく普通の男子高校生・僕は迷い込んだ。
元の世界の常識を持つ僕は、この世界の男性たちとは違い、健全な欲望を持っている。
だが、郷に入っては郷に従え。僕は学校では「口数が少なく、女になんて興味がない潔癖な男子」を演じ、周囲の女性たちからは「大人しくて無害なフツメン」と認識されていた。
しかし、僕には誰にも言えない秘密がある。
それは、性欲の薄いこの世界において、僕の放つ「精液」が、5mlで数百万円の値がつく国宝級の資源だということ。
定期的な提供で一ヶ月にして数億の富を得た僕は、亡き父との思い出である『とある野望』を実現するために動き出す。
――それは、「メイドに囲まれる謎の男」になること。
得た資金で森の奥に豪邸を建て、正体不明のオーナーとして、高額な給与を餌に秘密の求人をばら撒いた。
集まってくるのは、金に困った美女たちや、男に飢えたクラスメイト、学校の女教師……。
「まさか雇い主が、教室の隅にいるあいつだとは夢にも思わず」
昼は地味なクラスメイト。
夜は彼女たちを支配する謎の主人。
可愛いものが大好きな僕と、本能に逆らえない彼女たちが織りなす、倒錯と勘違いのメイド屋敷コメディ、開幕!