あらすじ
フロート伯爵家の次女、ルーナは、ある晩、頭をぶつけた衝撃で前世の記憶を思い出す。
そこは、かつてやり込んだ乙女ゲーム『クリスタル・ラビリンス』の世界。自分は「卑屈で無能なヒロイン」であり、完璧な姉・ロザリアに虐げられながら、王子様との逆転愛を掴み取る……はずだった。
「……いや、王子様との恋愛イベントとか、面倒くさすぎて無理!」
前世でブラック企業に勤めていたルーナは決意する。
攻略対象なんてお呼びじゃない。爵位争いも興味なし。
私は、この「頑張りすぎて余裕がない超絶美少女」であるお姉様に家を継いでもらい、その影で一生ニートとして飼い殺されたい!
そうと決まれば、方針転換だ。
いじわる(という名の不器用な構ってアピール)を繰り出す姉に対し、ルーナは**「お姉様大好きアピール」と「全力の懐き攻撃」**を開始する。
「お姉様、今日の縦ロールも女神様のような美しさです!」
「勉強を教えてください! お姉様の厳しさは、私への愛ですよね!?」
「家を継ぐのはお姉様以外ありえません。私は一生お姉様にお供します!」
不気味なほど豹変した妹に、鉄の女・ロザリアの理性は崩壊寸前!?
さらに、ルーナの世話を焼いていた幼馴染の商人息子・レオまで巻き込み、物語は予期せぬ方向へ。
「ルーナ、あなた、わたくし以外の誰かに教えを請うなんて許しませんわ!」
これは、ヒロインを辞めた妹が、不器用なツンデレ姉を「重度のシスコン」へと覚醒させ、最後には自分にぴったりの幸せ(と安泰な生活)をちゃっかり手に入れるまでの奮闘記。