あらすじ
灰色の空に覆われた未来。
戦争は終わったはずだった。だが世界は、企業同士の覇権争いという新たな戦場へと姿を変えていた。
そこで極秘に生み出されたのが、感情を持たないはずの戦闘用ホムンクルス――Z-3《アブレス》。
しかし彼は、完成と同時に研究施設を破壊し、嵐の夜へと脱走する。
森で目覚めた彼の脳内には、正体不明のAI《ミナ》が宿っていた。
彼女に導かれ、アブレスは「タナトス」と名乗り独立傭兵として戦場へ立つことになる。
だが彼の力は常識を超えていた。
企業直属の精鋭部隊を撃破。
国家安全機構を単独で殲滅。
三大財閥――コメットグループ、ジェネシスインダストリー、エデンコーポレーション――までもが、彼の存在を無視できなくなる。
そして彼は出会う。
地下に築かれた“ホムンクルス解放戦線”。
自由に生きようとする仲間たち。
そして、自分自身が「魔研の遺物」と呼ばれる特別な存在であるという真実。
これは、最強の兵器として生まれた存在が、
「名前」を与えられ、
「仲間」を知り、
やがて「心」を持つかもしれない物語。
死神の名を借りたホムンクルス《アブレス》。
彼は世界を壊すのか、それとも救うのか。
灰色の空の下で始まる、
超高速バトル×企業戦争×存在意義を巡るダークSFアクション。