あらすじ
伯爵令嬢ベアトリーチェは、五度の婚約破棄を経験した「呪われた令嬢」として
社交界で有名だった。一度目は侯爵子息に、二度目は騎士団副団長に、三度目は
魔法学院の教授に——毎回、婚約直後に「悪い噂」が広まり、相手から破棄される。
ベアトリーチェは黙って受け入れてきた。自分に何か問題があるのだと思って。
六度目の縁談が持ち上がったとき、相手の公爵子息エドヴァルトが調査を始める。
そして判明した真実——五回全ての婚約破棄の裏に、侯爵令嬢マルガレーテの策略が
あった。嫉妬に駆られた彼女が、毎回偽の噂を流してベアトリーチェの婚約を
潰していたのだ。真相が暴かれたとき、過去の婚約者たちが後悔するが、もう
手遅れだった。