あらすじ
最近、知らない男に見られている。
駅でも、コンビニでも、家の近くでも。
でもその男は、一度も話しかけてこない。
ただ――
ずっとこちらを見ているだけ。
気味が悪くて友人に相談した。
しかし次の日、その友人は私のことを覚えていなかった。
それからだった。
同僚も、家族も、少しずつ私を忘れていく。
写真からも、記憶からも、存在が消えていく。
怖くなって調べてみて知った。
この世界には「目喰い(あいくらい)」という異形がいるらしい。
愛した人を、ただ見つめ続ける存在。
そして――
目喰いに愛された人間は、孤独になる。